ハングリー精神

何でも人は人間の肉を食べると目がギラギラして野生的な目になるらしいですね。
しかし、これはあくまでも「飢饉」の話です。
人間の肉を食べると言う行為は、想像を絶する究極の状態にまで追い込まれていると言うことですから、人間の肉に限らずに何を食べてもそんな目になるのではないかとも思います。


自分が生きる為に必要な物、つまりここで言う「食べ物」が極度に不足すると
「生きたい!」と言う大きな欲求が気持ちを突き動かしてしまうと言うことで
しょうか。


よく格闘技観戦をしていて思う事なのですが、貧乏でハングリー精神が旺盛な選手程、 強かったりします。
「必ずのし上がってやる!貧乏な生活から抜け出して大金をこの手に掴むんだ!」と言う この「飢え」が更なる力を生むのかも知れません。


しかし、残念な事に、大金を手に入れたとたんにその「飢え」がなくなり、この貧困をバネにした頑張る力も失われ、あれ程強かった選手が急に弱くなってしまうと言うのも少なくありません。
貧困こそが何にも負けない強い精神力と、更なる大きな力を生み出す源なのかも知れません。


火事場の馬鹿力などと言う言葉もあるように、追い詰められた状態になると、人間と言うものは予想も付かない大きな力が発揮出来るようです。